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ミッキラの二次幻日環
別名
英名
氷晶
配向
レア度
上部タンジェントアークの幻日環、
22°幻日環
parhelic circle of upper
tangent arc,
22° parhelic circle
★★★★★★★★
観測例 2例
1/1
概説
●ミッキラの二次幻日環とは
多重散乱ハロの一種であり、一言で言えば上部タンジェントアークの幻日環である。見た目は上部タンジェントアークと同じ高度で、地平線と平行に天球を一周する白い輪である。
極めて明るい上部タンジェントアークが出現したとき、このハロが出ていないか天頂方向を注意深く観察し、複数回撮影しスタック等の画像処理をしよう。必然的に同時出現するであろうウェゲナーアークと形状が似ているため混同に注意すべきである。またそのような時は、上部タンジェントアーク由来の別の多重散乱ハロ(ヴォーコネンアーク、ボルレンゲアーク)も出現する可能性がある。
●歴史
2014年5月14日、フィンランドのニヴァラにて、Marko Mikkiläによって観測、発見された。
●出現頻度
観測例は2例程度であり極めて稀である。
●原理
光がカラム配向の六角柱状氷晶の60°プリズムを通過することで上部タンジェントアークが形成された後、別の様々な配向の氷晶に反射することで、上部タンジェントアークを光源とした幻日環が形成されると考えられる。
●変形・出現光源高度
詳細は不明だが、光源高度が高いほど小さくなると考えられる。
観測例
⇒ Halo phenomena covering the sky - 14.5.2014 at 10.00 Nivala
Taivaanvahti
上層雲に写るマルチディスプレイ。
⇒ Halo phenomena covering the sky - 24.6.2014 at 10.00 Rautalampi
Taivaanvahti
上層雲に写るマルチディスプレイ。ヴォーコネンアークも生じている。
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