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 22°幻日の22°ハロ

別名

英名

氷晶 

 

配向

レア度

​ 

 
 
 
 
 
☆☆☆☆☆☆☆☆
真偽不明

概説

●22°幻日の22°ハロとは

 多重散乱ハロの一種と考えられ、見た目は22°幻を中心とした視角半径22°の虹色の輪される。観測例は一例のみであり、写真等の信頼性のある記録は残っておらず真偽不明であ 

●歴史

 1987年2月9日の日本の北海道根室市にて、松永貢によって観測及び記録された。同日9時40分ごろから巻層雲が空を覆い22°ハロが現れた後、両幻日と上下タンジェントアークが現れた。さらにその後、右幻日を中心に22°ハロと同じ大きさの、少し赤みがかった輪が数分間出現した。左幻日を中心とした輪も出現したとのことだが非常に薄かったという。

 

●出現頻度

 観測例は一例のみであり極めて稀である。

●原理

 光がプレート配向の六角板状氷晶の60°プリズムを通過することで22°幻日が形成された後、ランダム配向の六角柱状氷晶の60°プリズムを通過することで、22°幻日を光源とした22°ハロが形成されると考えられる。 

●変形・出現光源高度

 観測例が少なく詳細は不明だが、22°幻日が明るく形成される光源高度の範囲までは出現出来ると考えられる。光源高度に関わらず形は一定と考えられる。

[1] 著:浅野正二 観測:松永貢 根室で観測されたハロー現象」 日本気象学会機関誌 天気 35巻326-328

観測例

⇒ 根室で観測されたハロー現象

日本気象学会機関誌 天気​ PDF

松永氏の記録と、浅野氏による解説と考察

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