映環天頂アーク
別名
英名
氷晶
配向
レア度
環天底アーク、環天底弧
天底環、映環天頂弧、映天頂環
subcircumzenithal arc
circumnadiral arc
六角板状氷晶、六角柱状氷晶
プレート配向、パリー配向
★★★★★☆☆☆
地平線下を観測できるときのみ
概説
●環天底アークとは
見た目は映日から視角45~58°下に現れる、天頂を108-120°囲む虹色の弧(内側が赤、外側が紫)である。つまり環天頂アークと地平線を挟んで対称に現れる、同じ形の現象である。
●原理
六角板状氷晶がc軸を垂直に回転しているとき、氷晶の上底面と側面とで形成される90°プリズムに光が通り、その途中光が下底面を反射することで起きる。
詳細は環天頂アークと同様である。
●変形・出現光源高度
光源高度32°以下で観測される。光源高度が低いときは細くなり、天底を方位角約108°まで囲む。光源高度が高いときは太くなり、天底を方位角約120°まで囲む
⇒ More New Halos from Rovaniemi
Atmospheric Optics
環天底アークと様々な地平線下のハロ
⇒ Sub-Kern arc and circumnadiral arc
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環天底アークと様々な地平線下のハロ
他の形態
●グラウンド(サーフェス)ハロの環天底アーク
地面や車の窓ガラスに氷晶が形成されることで生まれる、空ではなく平面に浮かび上がる環天底アーク。時にグラウンド環天底アークは、見知った弧の形としてではなく、分光した光点として出現することもある。地面に成長した氷晶は向き(c軸の回転角)が揃っていることが多く、環天底アークの一部しか出現しないからである。
⇒ Halo displays from stricly regimented crystals on ice surface
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グラウンド環天底アークと様々なグラウンドハロ
⇒ Surface Halos on Frozen Puddles
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⇒ A diversity of surface halos in Juva
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