top of page
sievihelic.png

 シエビのへーリックアーク

別名

英名

氷晶 

 

配向

レア度

​ 

 

Sievi helic arc

34°の交差角板

その上方にはみ出た部分?

パリー配向?

★★★★★★★★

全報告数 1、2例

概説

●シエビのへーリックアークとは

 見た目は光源を貫く小さく鋭いループである。理論的には下方向にも現れ、全体像は光源を交点とした8の字型とされている。

 とても暗いため、自然光源での検出は難しいだろう。またシエビの22°アークとシエビのへーリックアークは同じ氷晶で形成されると考えられている。

●出現頻度

 まだ1例しか観測されたことが無く極めて稀である。

●原理

 観測例が少なく不明な点が多いが、34度に結合した交差角板がパリー配向に近い状態の時に出現するとされる。つまり、17°傾斜した六角板状氷晶の捉えられる。光路的には交差角板の一方の角板が上方にはみ出た部分で、底面に入射し、側面で反射、他方の底面に射出することで形成されると考えられている。

●変形・出現光源高度

 出現光源高度の範囲は不明である。

 光源高度が0°では上下対称の8の字となり、光源高度が上がるにつれ光源上部のループは小さくなっていき、20°近くでほどけて光源から離れていく。光源高度を0°から下げていくとその逆の振る舞いになる。

観測例

⇒ Diamond dust display with a possible new halo

Ice Crystals Halos

  Suggestion of observation: possible spurious arcs from Moilanen crystals

The Halo Vault

シエビの22°アークとシエビのへーリックアークについての考察。

bottom of page