120°映幻日
別名
英名
氷晶
配向
レア度
120° subparhelia
六角板氷晶
プレート配向
★★★★★★☆☆
地平線下を観測できるときのみ
概説
●120°映幻日とは
見た目は120°幻日と地平線を挟んで対称に現れれる、映日と同じ高度で、方位角±120°に現れる白色の明点である。反射による現象であるため基本白色である。
ごく稀に飛行機等、地平線下を見られる状況で観測される。
薄い骸晶構造の六角板氷晶での映幻日環やカラム・パリー配向での映幻日環上では120°映幻日は起きない。
●原理
六角板氷晶の上底面から入射、側面と隣の側面で内部反射し、その間に下底面で反射した後、上底面から出射ことで生まれる。上から入射し、かつ内部反射を2度するような光路のため、骸晶でない比較的厚めの六角板氷晶もしくは三角板氷晶でないと結像できない。
詳細は120°幻日と同様であるため割愛する。
●変形・出現光源高度
氷晶の揺れが大きいほど垂直に伸び、120°映幻日柱となる。
出現する光源高度の範囲は氷晶の厚さ、三角形傾向により変化するため一概には言えないが、光源高度が高いほど見えにくくなる。
⇒ Exceedingly rare sub 120° parhelion
Atmospheric Optics
120°映幻日と映幻日環、対日アーク
⇒ Subhorizon plate crystal halos
Ice Crystals Halos
120°映幻日と様々な地平線下ハロ
他の形態
●120°映幻月
月で起きる120°映幻日のこと。
●グラウンド(サーフェス)ハロの120°映幻日
地面や車の窓ガラス等の平面に浮かび上がる120°映幻日。
⇒ A diversity of surface halos in Juva
Ice Crystals Halos
グラウンド120°幻日と様々なグラウンドハロ
⇒ Halo displays from stricly regimented crystals on ice surface
Ice Crystals Halos
グラウンド120°映幻日と様々なグラウンドハロ
⇒ Subparhelia and sub 120° parhelion on ice surface
The Halo Vault
グラウンド120°映幻日と様々なグラウンドハロ