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シエビの22°アーク
別名
英名
氷晶
配向
レア度
Sievi 22° arc
34°の交差角板
その上方にはみ出た部分?
パリー配向?
★★★★★★★★
全報告数 1、2例
光路の一例
光路の一例
1/1
概説
●シエビの22°アークとは
見た目は22°ハロの1、11時方向に接する小さなV字の弧である。理論的には微かに分光し、また下方向(5、7時方向)にも現れるとされている。
とても暗いため、自然光源での検出は難しいだろう。また、シエビの22°アークとシエビのへーリックアークは同じ氷晶で形成されると考えられている。
●出現頻度
まだ1例しか観測されたことが無く極めて稀である。
●原理
観測例が少なく不明な点が多いが、34度に結合した交差角板がパリー配向に近い状態の時に出現するとされる。光路的には交差角板の一方の角板が上方にはみ出た部分、そこの側面と一つ飛ばした側面とを光が通過することで形成されると考えられている。つまり、17°傾斜した六角板状氷晶の60°プリズムの屈折による現象だ。
●変形・出現光源高度
出現光源高度の範囲は不明である。
光源高度0°では4方向(1、5、7、11時方向)上下対称に現れ、光源高度が上がるにつれ光源上方(1、11時方向)の2弧が暗くなり、かつ22°ハロから離れていく。光源高度を0°から下げていくとその逆の振る舞いになる。
観測例
⇒ Diamond dust display with a possible new halo
Ice Crystals Halos
Suggestion of observation: possible spurious arcs from Moilanen crystals
The Halo Vault
シエビの22°アークとシエビのへーリックアークについての考察。
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