映23°プレートアーク
別名
英名
氷晶
配向
レア度
23°映幻日
23° sub plate arc,
23° subparhelia
ピラミッド型氷晶
プレート配向
★★★★★★★☆
全観測数 数例
概説
●映23°プレートアークとは
映23°プレートアークは映ピラミダルプレートアークの一種で、23°ハロの映幻日に相当する現象である。見た目は映日点の視角約23°上下に現れる、光源に凹の虹色の弧で、下部は観測されていない。
ちなみに、今まで確実な観測をされた映ピラミダルプレートアークは18°と上部23°のみである。
今まで観測された映23°プレートアークは映18°プレートアークと組み合わせで出現していることが多い。
●歴史
存在は1990年代のコンピュータシミュレーションで予想されていたが発見はされていなかった。2017年にフィンランドのロヴァニエミにて、Marko Riikonenによって初めて観測された。
●出現頻度
極めて稀であり観測は数例である。
●映23°プレートアークの原理
ピラミッド型氷晶がc軸を垂直に回転しているとき、氷晶のピラミッド面と同側の底面とで形成される約62°プリズムに光が通り、その間に底面で内部反射することで生まれる。
氷で出来た62°プリズムを光が通過する場合、最小偏角は約23°となる。
●変形・出現光源高度
氷晶のプリズム面が薄いほど低い光源高度でも出現するようになり、高い光源高度では出現しなくなる。
観測例
⇒ Subhorizon odd radius halos – Rovaniemi 9/10 February 2021
The Halo Vault
映18°プレートアークと映23°プレートアーク
⇒ Haloharrastaja kertoo löytäneensä kaksi uutta haloa – Nämä ”aika ufot” valoilmiöt löytyivät Rovaniemeltä
YLE
映18°プレートアークと映23°プレートアーク