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 代替パリーアーク

別名
英名
 

氷晶
配向
レア度

 
alternative Parry arc, 
alternate Parry arc

六角柱状氷晶
代替パリー配向 
☆☆☆☆☆☆☆☆
観測例無し

概説

●代替パリーアークとは

 そもそも氷晶の代表的な配向は、ランダム、プレート、カラム、パリー、ローウィッツ配向の五大配向が挙げられる。しかし、理論上は他にもいくつかの配向が存在すると考えられており、このページで紹介する代替パリー配向もその1つである。

 なぜ「パリー」の名が付いているかというと、「カラム配向(自由度2)→プリズム面の制約(自由度1)という流れがパリー配向と共通のためである。プリズム面の制約の内容が「2つのプリズム面が水平」であれば通常のパリー配向、「2つのプリズム面が垂直」であれば代替パリー配向となる。

 

 代替パリー配向×60°、90°プリズム現象を代替パリーアークと呼び、特徴的なものを以下に記す。

代替22°パリーアーク

 光源の上下視角22°付近に現れる光源に凸のアーク。おそらく出現してもタンジェントアークと見分けることは困難である。

代替46°パリーアーク

 光源の6方向(左右と2・48・10時方向)視角46度付近に現れる光源に凸のアーク。特に左右のものは光路的にも46°幻日といえそうである。

●歴史

 理論上の現象でありまだ観測例は無い。

●出現頻度

 理論上の現象でありまだ観測例は無い。

●代替パリーアークの原理

 c軸を水平にして、2側面を垂直とした配向で、60°や90°のプリズムを光が通過することで生じる。

●変形・出現光源高度

​ 詳細は不明である。

 

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